自己を見つめる調和の空手


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真義館は2011年4月5日発足されました。


宮本武蔵の言葉で「千日の稽古をもって鍛とし、万日の稽古をもって錬とす」(鍛とは基礎を作る、錬とは一つの道を完成させる)とありますが、館長の麻山は30年間(万日)空手の修行をし、その上で現在の空手が心の修行になっていない事を悟り、空手=心の修行でなければならないという信念と使命感により真義館を立ちあげました。

真義館の空手には、スポーツ要素を含む「大会組手」と「武術」があります。この二つの要素は現代社会において「やり抜く」ということと「調和のとれた人格形成」を志す事が出来ます。

大会の組手の様にスポーツ要素が大きな競技は、限定された身体動作が要求されてしまいます。それでは体格差や年齢、性別などが勝敗や空手を継続することに大きくかかわってしまいますが、組手の試合でしか体験することができない「心の状態」は空手においてだけでなく「生き抜く」ということにおいても大いに役立つことになります。

型・武術演武は戦場で思考されたものなので、体格差や年齢、性別に関わらず、生涯修行が出来るようになっています。

型の技術はすべて人を殺傷出来るように形成されており、その技術を身につけながら人格形成していきます。そしてその究極の技を使わずに相手を制す「戦わずして制す」というところに空手の本質があるのです。

真義館の「実践」とは、試合や道場で行う組手ではなく、日常生活において道場で学んだ事をどう生かしていくかが「実践」だと教えています。

そして自分に克つ事を目標とし、自信から生まれる謙虚な心を養い、調和のとれた人間形成を志します。